くいだおれの街と言われるほど大阪を語るうえで欠かせないテーマが「食」です
お好み焼きにたこ焼き、串カツ、うどんに一口ぎょうざ、名物カレーなど、何を食べるかどこへ行くのか考えているだけでもうお腹がいっぱいになってしまいそうなほど。
でもやぱり大阪に来たなら、定番のお好み焼きとたこ焼きは欠かせないですね。
粉もの大国と言われる大阪では、食事代わりにお好み焼きは日常で、お好み焼きをおかずにして、ごはんや味噌汁のつくランチセットまであるそうです。
安い、うまい、ボリューム満点の三拍子そろった大阪のお好み焼きは生地にキャベツなどの具をまぜてから焼くのが一般的で、ダシとソースが旨さの決め手。
粉とダシの配合や、具の選定、焼き方に各店くふうをこらしています。何でも好きなものを入れるのがお好み焼きで、そのバリエーションは数知れずありますが、特にシンプルな豚玉は、店の実力を示すバロメーターとされていますので、初めての店を試すにはまず豚玉を注文するのがおすすめです。
地下鉄なんば駅から徒歩5分の老舗「おかる」のお好み焼きは創業61年、今も昔も変わらない独自の焼き方で、アルミ製のふたでじっくり蒸し焼きにする豚玉が人気。具材の旨味を逃さないので焼き上がりがふっくらしています。
また、行列が出来る店で有名なのは梅田駅から徒歩3分の「きじ本店」。この店の豚玉は生地と豚肉の間にシソがはさんであって風味が一味違います。お好み焼きの生地に焼きそばを挟んだモダン焼きも人気です。
もうひとつの粉ものの代表であるたこ焼きは、食事というよりも小腹を満たす手軽なスナック感覚。
たこ焼きが誕生した当時は、生地にしっかり味を付けてソースはつけずに食べるのが定番だったそうで、大阪ではこの伝統を守ってソースなしのたこ焼きを続けている店も多くあります。
創業70年の「会津屋なんば」は、このたこ焼き発祥の店として有名。冷めても美味しいがモットーで、外はさくっとして中はトロリとした食感と、ダシの効いた生地の味わいがしみじみ美味しいたこ焼きです。
もちろん、大阪には誰もが思い浮かべる、たっぷりのソースと鰹節が乗ったたこ焼きも多くあり、ソースの種類もさまざまで、チーズソースや明太子マヨネーズなど現在も次々と進化中です。
ソースではなくダシにつけて食べる明石焼きや、ポン酢に浸して食べるたこ焼きなど、お手軽でも奥の深い食文化が楽しめます。